『AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル』に合格するまでの学習の記録

2018年10月06日

『AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル』に合格するまでの学習の記録

鈴木商店塩飽です。
最近、AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルに合格しました。
以前弊社の社員が投稿した『AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト』に合格するまでの学習の記録が参考になった方もいたようですので、掲載しようと思います。

1. 受験前のレベル

本格的にAWSを触り始めたのは約1年半くらい前からです。以来、業務では3日に1回くらい何らかAWSを触ってきました。AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトは半年前に(ギリギリで)取得してました、というレベル感です。

2. 準備

2.1. スケジュール

約3ヶ月かけて、資格取得に向けてちょびちょびと学習していきました。まとまった時間を確保するのは難しいので、通勤時間を利用して知識を入れ込み、週末に模擬試験を使って合格までのレベル感を図るという感じで進めていきました。

できるだけ、試験のための学習をするというより、試験範囲の内容について、知らないことを理解し、仕事で使える知見を得る、というスタンスで取り組みましたので、最短ルートではなかったのかもしれないです。

2.2. 使用した参考書、サイト

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Aws Certified Solutions Architect – Professional: The Definitive Study Guide試験範囲の全体把握と概要の把握に使用しました。
AWSのサービスの深いところは記載されていない印象でしたが、全体を網羅しており、模擬問題もついているので、最初の入りと試験前の全体の見直しにも使いました。

ただし、全部英語です

Jayendra’s Blog
をサービス自体とその概念の理解のために一通り読んでいきました。幅広く、適度な深さで非常によくまとまっており、試験対策としてのみではなく、AWSを理解するための読み物としてすばらしいものでした。

ただし、全部英語です

2.3. 学習の経過

一通り本を読み切り、一度模擬試験を受けてみました。

総合評点: 60%

トピックレベルスコアリング:
1.0  High Availability and Business Continuity: 66%
2.0  Costing: 100%
3.0  Deployment Management: 100%
4.0  Network Design: 75%
5.0  Data Storage: 50%
6.0  Security: 50%
7.0  Scalability & Elasticity: 50%
8.0  Cloud Migration & Hybrid Architecture: 25%

うーん、微妙。。。Data Storage以下が弱い。

試験の分量の配分としては、
スクリーンショット 2018-10-06 4.35.36
なので、自分が弱く、配分の高い6.0  Securityを以後重点的にJayendra’s Blogで勉強していきました。

一週間後、再度模擬試験を実施したところ、

Overall Score: 65%

Topic Level Scoring:
1.0  High Availability and Business Continuity: 66%
2.0  Costing: 100%
3.0  Deployment Management: 75%
4.0  Network Design: 75%
5.0  Data Storage: 83%
6.0  Security: 50%
7.0  Scalability & Elasticity: 50%
8.0  Cloud Migration & Hybrid Architecture: 50%

あまり進歩が見られず。。。
因みに英語で受けてみました(前回よく分からない日本語が多く出てきましたので)。
点数を見る限り、言語による影響はなさそうです。

以後、Jayendra’s Blogを更に読み込んでいくことにしました。

3. 結果

3.1. 得点

Overall Score: 73%

Topic Level Scoring:
1.0  High Availability and Business Continuity: 54%
2.0  Costing: 75%
3.0  Deployment Management: 100%
4.0  Network Design: 71%
5.0  Data Storage: 81%
6.0  Security: 78%
7.0  Scalability & Elasticity: 72%
8.0  Cloud Migration & Hybrid Architecture: 57%

3.2. 感想

まず、試験での言語ですが、英語を読むことが苦でない方であれば、英語で受験することをお勧めします。
英語の方が表現が自然であること、勉強する題材は多くは英語であることが理由です。
一方で、170分の試験で77問(だったかな)を解く必要があるため、

  • 170分間英語を読み続ける忍耐(慣れ)
  • 大体2〜5文の文章で構成される問題を2分程度で説いていくスピード

は求められます。

難易度については、普段からAWSに触れている方であれば、勉強すれば何とかなるレベルなのではないかと思います。
ただし、おそらく普段触れないようなサービス(私の場合、AWS Import/Export、CloudFormation、OpsWork、SWFなど)とIAM(delegation, federation)がボトルネックとなったように思います。

因みに模擬試験と本番の試験の難易度の違いですが、
本番の試験は、簡単な問題(文章も短く、迷わない)がちょいちょい現れる印象でした。

知識の幅を広げ、気付きを得るにはいい体験になりました。

4. 最後に

今回の一連の学習で大変お世話になった、Jayendra’s Blogの日本語翻訳、本ブログでの転載の許可を頂きました。
随時、アップしていきますので、学習の参考にして頂ければと思います。

Thanks, Jayendra san.


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