システムがわからない経営者と、経営がわからないエンジニア

2018年05月15日
投稿者:史郎鈴木
カテゴリ:社長 タグ:

代表の鈴木史郎です。
朝会で話している内容を一部公開していきます。

おはようございます!

先日、とある経営者の方から

システム開発における仕様の認識違いは、
システムがわからない経営者と、経営がわからないエンジニア
とのギャップにより生じる。

という話しを伺いました。

別のクライアントさんの話しですが、
そのクライアントさんは60店舗ほどのお店を経営されていまして、
それぞれの店舗売上を店長がFAXで報告するという業務がありました。

システムを構築すると本部で各店舗の売上が把握できるので、FAX業務はいらなくなりますね。

と提案したところ、

鈴木さんは店舗業務の事をわかっていない。
店長が本日の売上を紙にマジックで書いて、本部に報告するというのは、本部が売上を知るという目的だけでなく、
店長に売上を意識させ、報告することで責任感をもたせるという意味がある。
売上が悪い時はFAX送るの嫌だなーと思い反省する。良かった時はモチベーション高くFAXできる。
そういった人を中心とした視点が必要だ。

とお叱りを受けたごとを思い出しました。

経営がわかるとは、何も財務諸表が読めるとかそういったスキルことだけを言っているのではなく(それはそれで大事ですが)
経営に対して興味をもって様々な事例を学ぶことで、例えば人財育成も考慮したシステムなんて提案できればかなりの喜ばれると思います。

モノ売りからコト売りへ。とよく言われますが、
システム開発会社にとって、経営を学ぶことは大きな差別化ポイントになるなーと思いました。


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