360度評価アンケートに関して

2019年10月15日
投稿者:史郎鈴木
カテゴリ:社長 タグ:

評価アンケートの結果を公開しました。
思った通りの人、良かった人、悪かった人。様々だと思います。

他PJでの活躍が見えなかったり、自分との相対評価であるためチームメンバーに貢献度の高い人がいると相対的に自分の評価が下がったりなど、そもそもアンケート方法やアルゴリズムにまだまだ問題もあります。

なので評価アンケートの結果に、必要以上に一喜一憂して振り回されないでほしいと思っています。

うんちくになりますが、
心理学者のヘーゲルは、精神現象学でこのように言っています。

第一段階として、承認欲求。承認欲求を満たすために人は闘いを繰り返していました。
第二段階として、自由。他人から認められたいと思うから競争になるのであって、自分の価値に従って生きていけばよいと思うようになったそうです。
そんな中、最終段階として、この「承認欲求と自由」という矛盾を解決するために、「普遍を求める意識」があると言っています。自由は求めるけど、承認は拒否せず、自分の個性を表現するが、「自分も他人もいいと思えるものを追求する」という考えです。

今回の評価アンケートの結果は、第一段階の承認欲求であり、これだけに振り回されてほしくないと思っています。
評価結果をあげるために頑張っていると思われるのも恥ずかしいという逆バイアスの気持ちもよくわかります。

かと言って、俺は俺の道と言って、完全に無視して、第二段階の自由を追い求めるだけも違うと思います。

「チームワークで個性を発揮して、挑戦するお客様への支援力を鈴木商店として最大化する」という普遍的なものの追求のためということを見失わず、評価アンケート結果というある側面で切り取った数値を参考にしつつ、自由に個性を発揮してもらえればと思っています。

360度評価アンケートは毎月実施します。その中で評価者も被評価者も、慣れていって普遍的なものの追求のエネルギーにしていければと思っています。


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